ハーレーといえば、大陸を横断するような一直線の道を快適に走るために作られたバイクのように思われるかもしれません。確かにそういったバイクがラインナップの中心であることは間違いないと思います。
しかしアメリカでも西海岸は起伏がある地形も多くて、ワインディングも快適に走れるようなハーレーも多くリリースされています。
とはいっても、日本の峠は、タイトで、カーブがきつく、勾配も激しかったりと、ワインディングという言葉のくくりの中でも、特殊な部類になると思います。
そんな日本の峠でも、ダイナやスポーツスター、特にFXDXだったら楽しく走らせることができます。
曲げていく楽しみ
国産のスポーツタイプのバイクだと、意識しないでなんとなく曲がれるコーナーも、ハーレーだとバイクを操る楽しさみたいなものが満載です。
荷重や減速のタイミングをうまく合わせて曲がるのは、「お、うまく回れた」とか達成感が味わえるし、まだFXDXとは一年程度の付き合いなので、荷重のかけ方やブレーキのかけ方からなんか小さな発見や学びのようなものがあったりします。
やっぱり車体が重たいので、ヒラヒラとコーナーを駆け抜けていくなんてできなくて、ラインを考えてトレースしていくような乗り方を要求されます。それはそれでうまくトレースできた時の満足度が高いです。
普通にリーンウィズで真ん中に乗っていると簡単にステップを擦ってしまうので、上半身はリーンイン気味にしないとダメだし。そもそも直進しようとするバイクなので、曲げてあげないといけません。
コーナリング一つでも結構奥が深い世界なんだなと思います。
立ち上がり勝負
上り坂のコーナー出口で落ちた回転数を、アクセルを一気に開けて、上げていく瞬間は、ハーレー特有のトルクを活かした走りができる最大の見せ場で、一番楽しいところです。
あまり激しくやると、トラクションコントロールなんてついていないし、タイヤのグリップが破綻して危ないのですが、腰でトルクを感じるのはやっぱり楽しいです。峠の上り坂だから味わえるトルク感ってあると思います。
このトルク感を最大限楽しむために、コーナー出口でバイクをしっかり立てられるような乗り方を練習しているのですが、まだまだで失敗することも多いです。でも「あーなんか違う」とか言いながらワインディングを駆け上がっていくのも結構楽しいです。
ゆっくり鼓動感で走る
峠は何も飛ばすだけが楽しみではありません。ゆっくり走るときも当然あります。そんなときはビックツインエンジンの鼓動が心地よいです。
たぶんハーレーで峠を速く走るならばXL1200Sとか車重が軽いスポーツスターのほうが良いと思いますが、ちょっとペースを落としたとたん、FXDXとかビックツインのほうが楽しんだと思います。
ビックツインの良いところは、トルクの余裕が生み出す鼓動感にあると思います。振動だけでなくて、排気音もそこに入ります。峠だとこれがより顕著にでると思います。やっぱり古めのハーレーに乗っている理由はここにあるのかなって思うところです。
まとめ
日本の峠を走ると、加速、減速、コーナリングがひたすら繰り返されることになります。ただ直線を走っているときにはない、バイクを操る楽しさを味わえる最高の環境が日本にはあります。これはハーレーで走っても変わりません。
公道ですしスピードを競って走るわけではないですので、走っているときの楽しさ、心地よさみたいな感覚に訴えるところが一番大事だと思います。そういった感覚に訴えるところは、ハーレーが最も得意とするところではないでしょうか。
飛ばせるバイクで実際に速いのではなくて、走っていて楽しいバイクで、上手にバイクを操って、結果としてそれなりに速いくらいを目指したいんですよね。


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