どのバイクにもある程度持病的なものがあると思います。新しいバイクと違って年式の古い中古の場合、こういった持病はすでに明らかになっていますので、購入の際には調べたうえで持病込みで検討したいところです。
FXDXについて調べたところをまとめてみたいと思います。
カムチェーンテンショナー問題
1450ccのTC88エンジンには、カムチェーンテンショナーの摩耗問題があることで知られています。
この問題は特に初期の1999年から2006年のモデルに顕著です。FXDXはまさにこの期間のモデルになります。
カムチェーンテンショナーは、エンジンのカムチェーンを適切なテンションで保つための硬い樹脂の部品ですが、がっつりとチェーンを押さえつけているので、摩耗しやすく、最悪破損して硬い破片がエンジン内部に入りメタメタにしてくれます。これが2個あるんで、それだけ発生確率も上がります。
カムチェーンテンショナーの摩耗を定期的に点検して交換するか、アフターマーケットパーツをつかって油圧テンショナーにアップグレードしたりやギア化することで防げます。ここに手をつけると20~30万円くらいかかるようですね。
カムチェーンテンショナーの寿命は40,000km程度のようです。距離を走っている中古の場合は納車時に手を入れておいても良いかもしれません。
ダイナウォブルについて
Dyna Wobbleもしくは、Dyna Death Wobbleと言われたりしますが、高速走行中にフロントタイヤが激しく左右に振動し、制御困難になる現象のことです。
タイヤだったり、ステアリングのベアリング不良でも同様の現象が発生することはありますが、ダイナの場合、フレーム設計上このような現象を引き起こすことがあります。
詳しいことは分かりませんが、フレームの前部分と後部分が別構造になっていて、その二つのフレームをラバーマウントされたエンジンで結合するように設計されていることによるみたいです。
フレームにスタビライザーを入れて対策することもできるようですが、折角のフレームの柔軟性が失われてしまいますね。
まとめ
少なくともカムチェーンテンショナー問題はそのうち対策しないといけないと思います。30,000km程度走った段階で検討したいと思っていますが、もっと早い方が良いんでしょうか。経年劣化で割れやすくなるとかありそうで心配です。
ダイナウォブルに関しては、メーカーの設計を信じて、変に対策してバランスを崩すようなことはせず、普通にタイヤ、サスペンション、ベアリングの点検をしてあげようと思います。
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