ショベルに憧れていて、ある意味妥協して次の候補を探すことになっても、あえてキャブ車にこだわっている理由について書いていきます。
インジェクションが良いのは頭で分かっている
技術というのは新しいものほど良いことは当たり前のことです。燃費は良くなるし、排ガスもきれいになるし、エンジンは簡単にかかるし、パフォーマンスも向上します。
大変だったインジェクションのチューニングも、最近はスマホに入れたアプリから手軽にできるらしいです。使ったことはないですが、それはそれで面白いかもと思ってしまします。
そもそもキャブしか知らない
娘のバイクはインジェクションですが、私はキャブ車しか所有したことがありません。自分たちが若かった頃の物に固執するのはオヤジの特性だと思います。
ツーストだったり、キャブだったり、排ガス規制前のマフラーだったり、昔話をしているときに、当時嗅いだガソリンや排ガスの臭いや、排気音が頭の中でよみがえるんですよね。そりゃ楽しいです。
基本メンテはプロにお願いする派
よくキャブとインジェクションのメンテナンス性の違いを話されている方がいるのですが、メンテは多少やるにしても基本プロに任せるのが一番だと思っているので、ここは全く気にしません。
路上で故障したときのために、簡単な修理ができるくらいの知識は必要でしょうが、技術や経験は素人の域をでることはかなり困難だろうなと思うのと、なにせ今は時間がないので諦めています。
自然な揺らぎが欲しい
娘のバイクの規則正しい単気筒の排気音を聞いていると、なんか違和感を覚えます。やっぱりなんか不安定さがバイクというかメカには欲しくなります。
キャブレターは機械的に燃料を混合するので、燃料供給が一定じゃなかったり、気温や湿度の影響で調整が狂い、空燃比が不安定になったり、それが音や振動になってフィードバックされます。
微妙なんですけど、この自然な揺らぎがないとなんか味気なく感じちゃうのかなと思います。詳しくは知らないですが「1/fゆらぎ」みたいなものだと思います。
メカを操っている感が欲しい
ショベルのチョッパーに憧れていたくらいの私ですので、別にキックスタートも大歓迎で、手間も楽しみたい少数派だったりします。
昔から、燃料コックを開けて、チョーク引いて始動させたりなんていうのは普通のことでしたが、いざこれがなくなるとなるとさみしい感じがします。
イージーアイドルスクリューをつけて、アイドリング時の回転数を調整するのも楽しいですよね。私はあまり三拍子にこだわっていないですが、そういった楽しみ方もあるかもしれません。
まとめ
コーンショベルが欲しかった私が、そもそもインジェクション車を欲しがるわけもなく、そりゃよりメカっぽいキャブ車を選ぶでしょって、ただそれだけでした。
もちろんインジェクションの良さも理解しているので、将来的にインジェクション車に乗り換えることもあると思いますが、入手性もまだ問題ないですので、今はとりあえずキャブで、って感じですね。
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