ヘルメットとグローブとブーツがバイク乗りの三種の神器であとは自由だった昔と違って、今ではプロテクターが装備されてより安全で快適にライディングを楽しめるウェアなども充実していて、明らかに安全意識が昔より高いと感じます。
別にハーレー乗りの安全意識が低いというわけではありませんが、ハーレーに乗っている人たちは軽装だというステレオタイプがあるようです。なぜそう思われているかについて、考えをまとめてみました。
そもそも似合わない
コミネとかアールエスタイチとか、いかにもライディングウェアという服でハーレーに乗っている人はほとんど見かけません。これは単純に似合わないからだと思います。
ハーレーはアパレルもやっていますので、ハーレーブランドの服を着ている方もいらっしゃいますが、ちょっとやり過ぎ感を感じたりもします。
ラフで自由な雰囲気をもつハーレーに乗るには、ラフで自由なかっこで乗るのが一番しっくりくる。ただそれだけだと思います。
時代コーディネート
ちょっと古いバイクに乗る場合、その時代に合わせた方がよりしっくりきます。逆に現代の服を着てしまうと違和感を覚えます。
ショベルヘッドの時代だったらイージーライダー、エボリューションの時代だったらハーレーダビッドソン&マルボロマン、ツインカムの時代だったらサンズ・オブ・アナーキーのように、その時代の雰囲気をつかむ資料があります。
これらの時代で共通なのがレザーだと思います。ハーレーダビッドソン&マルボロマンのニッキーロークのように革ずくめというのは珍しいですが、レザーと古いハーレーがマッチするのは確かです。
性能よりも雰囲気や味を重視する乗り物ですので、服装も性能より雰囲気や味があるものをチョイスした結果なのだと思います。
走りのスタイル
海沿いの134号線を走っているライダーは、別にハーレーでなくても軽装が多いです。夏にはTシャツに短パンも多く見かけます。でも箱根の1号線でTシャツに短パンはほとんど見かけません。Tシャツは高速でも大勢いますね。
ライダーは自然と、もとめられるライディングスタイルによって、服装も変えていると思います。ワインディングや高速走行をするのであれば、体をできるだけ覆うし、街中や海沿いを流すだけなら適当だし、といった感じです。
ハーレーに乗っている人たちって、どちらかというとワインディングや高速走行するということは少なくて、街中や海沿いを流すだけというのが多い傾向にあると思います。ですので、ラフなかっこでハーレーに乗っている人が目立つだけかと思います。
まとめ
ハーレー乗りの服装がラフだから、安全意識が低いというのは誤解だと思います。ハーレー自体にあわせて、ライダーはライディングスタイルだけでなく、服装もあわせているに過ぎません。
Tシャツに短パンはやりすぎですが、Tシャツにジーパンでゆっくりと直線を流しているハーレーと、ライディングウェアに身を固めて峠を攻めているスーパースポーツだったら、明らかに後者の方が危険だと思います。
でも人は服装だけをみて判断するものなんですよね。


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