5月に納車して、まだ走行は1000kmくらいしか乗れていませんが、今時点でのFXDXのインプレッションを書いておきます。
思ったより高めの回転数域が心地いい
ハーレーらしく1500回転くらいまでの回転数を使ってトルクでどかどか走るイメージがあったのですが、TC88のFXDXは大体2000回転から3000回転くらいを使うのが乗りやすいです。街乗りだと1800回転から2500回転くらいでギヤをつないで、峠を走っているときは上がもうちょっと回っている感じです。
1500回転を切る低めの回転数だとトルクが意外になくて扱いづらいです。きっと車体がもっと軽ければトルクが足りない感じはしないと思いますが、ちょっと重すぎかな。でもアクセルを捻れば、5000回転くらいまで軽く吹き上がってくれるので、飛ばそうと思えば飛ばせてしまいます。
ブレーキはフロントが強め
ブレーキはノーマルのままですが、性能としては十分です。当然ABSはないので、がっつりかけるとロックしてしまいます。
フロントがダブルディスクで、リアがシングルなのですが、明らかにフロントが強いです。フロントが6、リアが4の割合でブレーキを利かせるのが理想で、普通は同じくらいの力をかけてやるとこの割合になるようにセッティングされているものです。
でもFXDXは明らかにフロントが強いです。とっさにブレーキをかけたときにフロントが効きすぎているのが分かります。きっと単純にフロントを2枚にして、ろくにセッティングなんてしていないんでしょうね。あとフレームの剛性が今一つかも。
慣れでなんとかなれば良いですが、どうなるでしょうか。ワイヤーが渋くなったときにちょうど良くなる感じかもしれません。
意外に一速のカバー範囲が広い
1速で発進したらすぐに2速に入れていたのですが、FXDXに乗り始めて1速を結構引っ張るようになりました。交差点を信号で止まって、発進して曲がり終えても1速のまま引っ張っています。2速に入れて回転数が低くなるとトルクがなくなるので扱いづらい。
他のバイクだったら1速はほとんど使わないこともあるのですが、FXDXだと結構使います。低速時に2速に入れるとすぐにノッキングします。逆に2速から1速にシフトダウンの時は必ずブリッピングしないとダメな感じです。
5速ミッションなので、ギャップが大きいのは仕方がないですが、頻繁に使うところなので、もう少しスムーズなギア比にしたいかなと感じています。やっぱりカムチェーンテンショナー問題もあるので、ギア化して改善したくなってしまいます。
ローダウンされたサス
サスの性能的には全く問題ないのですが、前のオーナーがローダウンしていたのでそこがちょっと問題です。でも、まだステップを軽く擦る程度で、どうしても車高を上げなきゃと思えるくらい攻められていません。
というか倒さないで曲がれるようになろうと思って、しばらくこのままの車高で走り込もうと思っています。うまい人の走りを見ていると、倒さなくても曲がっていくんですよね。
それでもどうせ擦るので、いつか車高はノーマルに戻そうと思います。
まとめ
とりあえずFXDXの納車から3か月ちょっとで走行距離も1000kmを超えて、感じたことをまとめてみました。購入時にスペックから想像していた通りかというとそうでもなくて、思ったよりも高めの回転数で乗っています。きっとそれがツインカムの設計意図通りの乗り方なんだろうと思います。でもようやく少し馴染んできた感じなので、もう少し走り込んでみないとですね。
まあでも、トルクフルでワインディングとかも結構楽しく走れる良いバイクだと思います。
コメント
2008年のFLHT(スタンダード)に乗って18年目のロートルライダーです。
毎回の記事を楽しみに見ています、自分とは年齢も違い視点の違いも楽しみに
してます。
ちなみに自分のFLHTはいつまにか見た目がウルトラに変化し来年で10万マイル到達見込みです。
ハーレーは好きになると降りることは考えられず、ずっと乗りたいと思ってます。
ロートルライダー様、コメントありがとうございます。
このブログを始めて初めてのコメントで感激しています。
エレクトラグライドを長く乗られているのですね。羨ましい。
50過ぎのオヤジから見たハーレー ライフをそのまま記事にしていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。