FXDXはDyna Super Glide Sportというハーレーダビッドソンのモデルの車種コードです。このモデルは、1999年から2005年まで製造されたダイナファミリーのひとつになります。ダイナの中でもどのような特徴があるかについて書きたいと思います。
ツインカムエンジン
ダイナは、エボリューションの時代からツインカムの時代にかけてのスポーティなスタイルを特徴としたファミリーになります。ツインカムエンジンは88、96、103と大排気量化がされていきましたが、FXDXは初期のツインカム88が搭載されています
米国の最高速度規制が緩和された後に開発されたエンジンで、より高速走行にも適した設計となり、現在の日本の公道でもストレスなく走ることができるエンジンだといえると思います。
最後のキャブ車
ハーレーは2007年以降全モデルでインジェクション化がされていますが、ダイナに関しては2006年からインジェクション化しています。それ以前でも、2004年から本国ではオプションでFXDXIのようなインジェクションモデルが存在しますが、日本国内ではキャブレターモデルのみの販売でした
キャブ車でもより完成度の高いキャブ車に乗りたいのであれば、最終のキャブ車であるこの期間は良い選択だと思います。
5速ミッション
ダイナはインジェクションに変わる2006年から6速ミッションに変わりますが、FXDXの期間は5速ミッションになります。
1速の変速比が上がって、ギアが足されたのは良いですが、6速はオーバードライブではなく、1.0の変速比のままなので、高速での回転数は変わらないです。1速少ないとシフト回数は減りますが、シフトチェンジの際の回転数の差が大きくなりますので、ちょっと古い乗り味となります。
走行性能重視のスポーツ
フロントの足回りは、フォークには調整可能なサスペンションが装備され、ダブルディスクブレーキが採用され、2000年以降はダブルキャリパーとなっています。
リアは、調整可能なツインショックで、リアタイヤサイズは2000年以降は16インチホイールに150mmサイズのタイヤが装着されています。2000年と2001年は他のダイナモデルでは130mmだったことから、直進安定性を意識した仕様になっています。
ブラックアウト
エンジン周りがブラックアウトされているのがFXDXの一番の特徴だといってよいと思います。ハンドルバーもブラックです。マフラーも2001年まではブラックに塗装されいます。2002年以降は他のダイナと同じようにクロームメッキのマフラーに変更されてしまいました。
まとめ
ダイナファミリーには様々なモデルが存在しますが、その中でFXDXがどのようなバイクなのかについて解説してみました。キャブレターのハーレーで、ブラックアウトのエンジンといえばFXDXになるし、走りを楽しみたいとなるとFXDXが候補に挙がる、そんな感じだと思います。
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