ジーパンも革ジャンもブーツもバイクもヤレが大事

雑多

使い込めば使い込むほどカッコ良くなるものというのがあります。ジーパン、革ジャン、ブーツやバイクがそれにあたります。新品の綺麗さよりも、使い込まれた美しさに価値を感じる人は多いのではないでしょうか。

使い込むことにより生まれる風格

ジーパンは履き込むことで自然と色落ちし育っていくし、革ジャンは着こむことで柔らかく体に馴染んでいくし、ブーツは履き込むことでより足にフィットしていきます。使い込むことで新品にはない、風格が生まれます。

バイクは、乗り込むとどうしても金属のパーツがくすんでいきますし、マフラーやフレームを擦ったら塗装が剥げて錆がでてきます。修理をしているとネジに傷がつき、錆てきたりもします。バイクにも使い込んだ美しさや風格があります。

ジーパンを放置して日焼けさせたり、革ジャンやブーツを放置してカビさせたりするようなことはあまり美しくありません。バイクも放置してサビさせるような傷み方は美しくありません。

機能していないと価値はない

ジーパンも穴が大きく開いてしまったり、革ジャンも裂けてしまったり、ブーツも穴が開いてしまったら、本来持っていた快適さがかなり損なわれてしまいます。そして価値も美しさも損なわれてしまいます。

バイクも同じです。頻繁にエンジンが止まってしまったり、移動手段としての基本的な機能に支障をきたしているような状態では、価値はほとんどありません。

でもバイクの場合、外側からみてもまだまだ乗れるかどうかが分かりづらいことが問題です。きちんとメンテナンスがされて、大事にされてきたのであれば良いのですが、ナックルヘッドとかパンヘッドとか、結構なギャンブルだと思います。

ヤレを育てる

ジーパンは寝るときも履いたり、革ジャンは家でも着たり、ブーツは壁を蹴ったりしながら、一刻も早くダサい新品状態から抜け出そうと努力したりします。こういうのを育てるとか言ったりします。

バイクも育てたいのですけど、結構時間がかかります。走れば走るだけ味が出るのは確かですが、金属なだけにほとんど変化がありません。わざと雨の日に走るとか、洗車をしないとかもあるんですけど、汚いとヤレはちょっと違うんですよね。

バイクの場合は、しっかりメンテして長期間乗るといった王道のヤレさせ方しかありません。あとわざと塗装を剥いだり、ヤレ風の塗装をしたりといったのもあるんですが、それはケミカルウォッシュのジーンズと同じです。

ヤレさせるときエンジンのヤレが一番大事なんですが、やっぱりベストな素材は鉄。アルミのヤレ方に比べて綺麗にヤレてくれます。アルミでも梨地が良くて、次に黒。メッキはくすんでくれる分には良いのですが、浮いてきたら美しくないです。ヤレを狙うのであればメッキは避けたいです。

まとめ

10年後も同じジーパンを履いて、同じ革ジャンを着て、同じブーツを履いて、同じバイクに乗っていたい。そんなじいさんになりたいと感じています。あ、ジーパンは無理かな穴あきそう。

使えば使うだけヤレて味が出て価値が生まれるって、育てる楽しさもあるし、なんか得した気分にもなります。バイクに乗る別の楽しさがそこにあるってことです。

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