ハーレーの45度V型のエンジンから発生する不規則なリズムを、三拍子とかポテトサウンドと表現します。信号待ちのアイドリング時聞こえてくる独特のリズムがハーレーに乗っているぞという感覚を存分に高めてくれます。
三拍子は700回転くらい
45度V型エンジンで、構造上回転数を大体700回転くらいに落とすと三拍子が聞こえてきます。ノーマルでキャブレターだと回転数だけだと思ってよいと思います。
インジェクションだと点火時期とか、そもそも回転数を落とせないとか色々あって難しいですが、キャブレターのハーレーで三拍子を出すだけなら回転数の調整だけで簡単です。
推奨アイドリング回転数の違い
アイドリング時の回転数って新しいエンジンになればなるほど高くなる傾向にあります。TC88の推奨のアイドリング回転数は1000回転くらい。エボリューションだと900回転、ショベルヘッドで700回転くらいです。
大体1割りくらいの範囲が推奨の範囲内と考えられます。推奨の回転数で三拍子が出せるのは、ショベルヘッド以前になります。エボリューションだと推奨よりちょっと低め、TC88だと推奨よりかなり低めになりますので、それなりにデメリットが出てきます。
デメリットとしては、まずはエンジンオイルの循環が滞ってエンジンに負担がかかってきます。次に回転数が低いとバッテリーの充電がされません。そしてタコメーターがまともに動きません。
TC88で三拍子にする方法
キャブレターのTC88で三拍子にするのは簡単です。アイドルスクリューとかで回転数を700回転くらいに落とすだけです。
自分はエンジンが温まった状態で回転数が1000回転付近になるように調整しているので、エンジンが冷たい状態では回転数が700回転付近まで落ち込みます。なのでチョークを戻してエンジンが温まるまで勝手に三拍子になっていることがあります。
人によってはエンジンが温まるまで、アイドルスクリューで調整して高めにすると思いますが、面倒なのでそのままにしています。季節ごとの調整とかは構わないですが、あんまり頻繁にいじりたくないですね。
まとめ
ショベルヘッドだと三拍子が当たり前ですが、TC88だと少し無理があります。エンジンが壊れるという噂がありますが、あながち嘘ではないと思います。実際出せるには出せますが、推奨よりも低い回転数にする必要があって、色々と良くないのは確かです。
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