相模湾沿岸の夏は空冷大型バイクには比較的やさしい

雑多

埼玉や東京だと、真夏に大型空冷バイクに乗るのはお勧めできません。たとえオーバーヒートしなくても、熱でエンジンがゆがみオイル漏れや滲みになって現れてくるリスクがあります。オーバーヒートの症状がでてしまったら、相応の覚悟が必要です。

関東に住んでいると夏はバイクに乗らないという選択もありますが、私が住んでる相模湾沿岸だと結構大丈夫です。

相模湾沿岸の海洋性気候

相模湾沿岸の気候の特徴は、夏涼しく冬暖かいことと、昼涼しく夜暖かいことです。要は気温の変動が少ないことです。これは水温変化の少ない相模トラフの深い海の影響を受けているからで、海岸から1km以内くらいまでに限られた話です。

実際夏に天気予報の気温を東京と比べると、最高気温が2,3度低くなっています。これは百葉箱の中の気温ですが、ヒートアイランド現象で輻射熱だらけの都内と、海からの涼しい風が抜ける相模湾沿岸では、体感気温だと10度以上違うと思います。

午後は風が強くなる

日が昇り埼玉や東京が温められると、海と陸地の気温差が大きくなって、海から陸地へ空気が流れ、南風が強くなっていきます。正午を過ぎたあたりから相模湾沿岸では南風や南西風が強くなり、比較的冷たい海からの風を大量に運んでいってくれます。

江ノ島から逗子にかけては、134号線が海沿いを走っていますが、風が強いと砂が飛んできて痛いし、波のしぶきがヘルメットを汚して視界が悪くなるし、塩分がバイクをサビさせるし、良いことはないのですが、唯一真夏の排熱だけは安心できます。

相模湾沿岸をツーリング

ツーリングコースを考えるとき、夏は北には行かないようにしています。関東だと北に行くほど夏は熱いんです。都内とか埼玉とか下手すると40度を超えます。なので通過もしたくありません。山梨とか長野に行ったって、昼間は神奈川より熱い。

そうなると箱根・伊豆とか相模湾沿岸から出られなくなります。なじみの土地で新鮮味はないのですが、地形的にバイクには最高なのでツーリングは楽しめます。

まとめ

バイクのことを考えると、真夏に空冷大型バイクに乗ることは避けるべきなのかもしれません。でも相模湾沿岸であれば、そもそも気温が低めだし海からの風が抜けるので、空冷エンジンには比較的優しい環境にありますね。これで塩害がなければほんと良いんですが。

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