なぜかハーレーのようなアメリカンバイクではニーグリップできないといった情報が流れていますが、ダイナは普通にできます。
ニーグリップできないと困る
ニーグリップできないとバイクに乗れないということはありません。コーナリングや急ブレーキ時や低速走行時など、ニーグリップが甘いと不安定になる状況があるので、ニーグリップができないとちょっと困ります。
スクーターは物理的にできないので、スクーターと乗り比べてみると分かりやすいです。大型免許の教習でビックスクーターに乗らされたとき、扱いにくいと感じた方は多いと思います。ニーグリップができないと、まさにあのような不安定さがあるということです。
チョッパーは男らしく諦める
S&SのBキャブとか、エアクリーナーの取り付けとか考えると、ニーグリップの前にステップに足がまともに置けないこともあり得ます。チョッパーの世界は、カッコ良さが優先されるのでそういった設定も全くありでしょう。
そもそもチョッパーに乗るのにニーグリップなんて気にしてはいけない。でもニーグリップできないと結構困るのも事実です。
ステップ位置とタンクサイズと足の長さ
ハーレーはアメリカのバイクです。当然アメリカ人向けに作られています。アメリカ人男性の平均身長は176cmくらいです。日本人が170cmくらいですが、足の長さでいうと、結構違ったりします。
身長が低い方で、良く足つきを気にされるのですが、同様に座った時に膝でタンクを挟めるかも確認したいところです。体格にあったバイクを選ぶことは大切なことです。
ステップ位置ですが、フォワードコントロールだと適切にニーグリップできるためにはある程度足の長さが必要です。膝が伸びきるのは論外として、膝でタンクを挟み込めない場合、バイクがちょっと体にあっていない可能性があります。バイクをカスタムして適切な位置にステップを移設するのが良いかもしれません。
足でタンクを挟みこむうえで、タンクのサイズも重要です。特に細いタンクの場合はニーグリップが難しいです。タンクというよりもエアクリーナーを押さえたり、左右で足の位置が変わると乗りづらいので、左側にニーグリップバーが必要になってくることもあります。
ダイナだと大丈夫
大抵のダイナはミッドコントロールです。膝が90度に曲がるくらいの位置にステップがあります。この角度が一番ニーグリップしやすいので、最適なステップ位置だと思います。
タンクサイズもニーグリップしやすいサイズだと思います。上から見るとでかくてもっさりしたタンクなんですが、走っていてニーグリップしていると、このタンクでよかったと思えるサイズです。きっとデザイン意図通りなんだと思います。

まとめ
ハーレーでも安定してライディングしたい場合ニーグリップは必須です。ミッドコントロールのダイナはニーグリップしやすいバイクで、普通にニーグリップして楽しむことができます。
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