オフショアはサーフィンで使う言葉で、風が陸から海に向かって吹くとき、波の面が整って滑らかになり綺麗にブレイクしてくれるので、サーフィンに適した風になります。
逆はオンショアで、風が海から陸に向かって吹くときは、波の面が乱れて崩れやすくなるので、サーフィンにはあまり向かない風になります。
実はバイクも同じで、オフショアはツーリングに向いていて、オフショアはツーリングに良くないです。
風が砂と海水を運ぶ
海が近いと風に乗って海水が少なからず降ってきます。オンショアの風が強いときはヘルメットのシールドがあっという間に潮で曇って前が見えなくなるくらいです。波のしぶきがかかるというよりも、空気自体に海水の粒子を大量に含んでいて、それが吹き付けてくるというのが近いと思います。
砂浜の場合、事態はもっと悪くなります。砂が舞ってライダーとバイクに打ち付けてきます。ジェットヘルメットとかで顔が出ていると砂が顔にあたって痛いです。
海から陸に風が吹くオンショアでは、ライダーにもバイクにも良くない状況になります。オフショアの風吹いていたり、無風のときは関係なくなります。
134号線の江の島から逗子にかけて
防風林のある平塚方向だとあまり影響を受けないのですが、江の島から逗子にかけては砂と海水の影響をもろに受けます。
なのでオンショアの風が吹く日は最悪です。バイクは錆びそうだし、傷つきそうだし、ジェットヘルメットにサングラスだと、顔が痛いし、サングラスは曇るはで大変です。
でもオフショアの風の場合は最高です。なんて言ったって景色が良い。三浦半島の海岸線を眺めながら、水平線を眺めながら、切れた波に乗っているサーファーをみながら走るのってほんと癒されます。
相模湾でオフショアの風が吹く時期
残念ながら相模湾はオンショアの風、南風が基本になります。オフショアの風が吹くときは限られていて、理屈だと海水の温度が陸地の温度より高い時に発生します。
これって秋から冬のはじまりにかけてのシーズンに発生しやすくなります。秋から冬のはじまりは海水の温度まだまだ高くて、陸地の温度はどんどんと冷えていくので、オフショアの風が吹くことになります。
あと一年を通じて朝もオフショアになることがあります。朝は夜に陸地が冷えるのでオフショアの風が吹きやすいですが、日が昇るとすぐに陸地は温められるので早朝限定になります。ただ確率はあまり高くないです。
まとめ
秋は134号を江の島から逗子にかけて走るのが気持ち良いオフショアの風が吹くシーズンになります。夏だと渋滞するしオンショアの風が吹くのであまりお勧めできないのですが、秋はサーフィンに出かけるのも良いですが、ツーリングに訪れるのも最高だと思います。
海岸線をツーリングする際には、ぜひ風向きもチェックしてみてください。


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