FXDXのライディングポジションは普通なので、特筆すべきことは一切ないです。でも普通であることがロングツーリングだけでなく日常乗るうえで大切だと思っています。私のFXDXは車高が若干下げられているので、本来のFXDXとは多少異なるのですが、今現在のインプレッションです。
ハンドルについて
ハンドルはやや幅広で、中間的な高さで、中間的に曲げられているので、クラシカルな雰囲気もあります。
私のFXDXはリアの方が多めに車高が下げられていて、フロントが上がり、ハンドルの位置は高めに感じます。肩から地面に並行まで行きませんがそれに近くなり、ハンドルを上げるとするとあと10cmくらいが限界で、それを超えると手の位置が心臓より上になってしまいます。
高めのハンドルはやっぱり上半身が起きるので腰や背中が楽です。でも個人的にはもう少し低くて、短めな方がコーナリングでのコントロール性が良いかなと感じています。なので数cmだけ短いXL1200Sのハンドルにいつか取り換えて試してみよと思います。
ステップについて
FXDXは他のダイナと同じくミッドコントロールで自然な位置にステップがありますので、ニーグリップも問題ありませんし、何より疲れません。
ダイナ好きで、フォワードコントロールが良いという人は稀だと思いますが、もちろんフォワードコントロールにカスタムすることもできます。あとリアセットにカスタムすることもできます。
純正のラバーでふかふかで太めのステップは、正直微妙です。シフトチェンジもリアブレーキも感覚がボケます。ステップは支点なので、硬く細い方が操作性が良いと思います。ここもいつか交換かもしれません。
シートについて
FXDXのノーマルシートは純正のわりにすっきり目のデザインで見た目は悪くありません。でも乗った感じは前後のポジションがとりずらいです。コーナリング前にちょっと後ろめに体重を移したいときに後ろに行けないです。
今のFXDXはフロントが少し上がっているので、常に下がれるだけ後ろに座ってしまっているだけの可能性もありますが、なんとも言えません。
スポーツモデルだったら、もう少し考えたシートにして欲しいかな。でも街乗りではまったく問題はなく、良いシートだと思います。
メーターについて
メーターはライディングポジションに関係ないかもしれません。でも一応、目線移動を最小限に抑えてメーターが確認できるというのは大事です。タンクメーターだと、特にタコメーターを見るときにどうしてもニーグリップが甘くなって頭が下がってライディング姿勢が悪くなります。
FXDXはスポーツスターとかと同じで、ハンドルバーにメーターがマウントされていますので、単に視線移動が容易なだけでなく、結果として適切なライディングポジションが維持されることになります。
足つきについて
高めのポジションといわれるFXDXですが、所詮アメリカンなので足つきは問題ありません。ユーザーマニュアルによるとシート高は685.80mmです。
足つきもライディングポジションと関係がないのですが、足つきが悪いバイクに乗っていると真ん中に乗れていないなんてことが起きますので一応挙げておきます。
まとめ
FXDXのライディングポジションは、ハーレーの中ではスポーティーな部類ですが、あくまで普通の範囲内だということを説明させていただきました。
普通なんですが、細かいところで改善余地が見えてきて、ちょっとカスタムしてみたくなります。ノーマルに改善余地を残しておいて、ユーザーにカスタムさせてオプションで儲けようというハーレーの策略にまんまと引っ掛かり始めています。
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