ハーレーにはタコメーターがある車種とない車種が存在します。ライダーにもタコメーターが必要なライダーと、必要じゃないライダーが存在します。ここら辺についてまとめていきたいと思います。
タコメーターがない車種
ダイナは大抵タコメーターが標準でついているイメージがありますが、スポーツスターでは一部に標準でついていますが省略されているモデルも多いと思います。ソフテールに関しては、まずついているモデルはないと思います。
メーカーがスポーツスターをスポーツ走行用のバイクではないと考えていることが見て取れるところです。XL1200Sとかスポーツ走行を考えたスポーツスターでは標準でタコメーターがついています。
タコメーターが必要なライダーとは
メーカーがスポーツ走行を想定したモデルにはタコメーターを標準でつけているように、ライダーもスポーツ走行をするかどうかがポイントになります。
TC88だと5400回転くらいからレッドゾーンですが、5400回転までつかうようなスポーツ走行をしようとすると、タコメーターなしでは乗れません。
信号からのシグナルダッシュとかでも、軽く吹き上がってくれますので、レッドゾーン手前でシフトチェンジをするにはタコメーターなしだと厳しいです。
TC88の最大出力は5300回転63HPで、最大トルクは3200回転106Nmです。パワーバンドが3200回転から5300回転にあるのですが、ここ回転数域を楽しみたいのであれば、タコメーターが欲しいところです。
キャブ車でアイドリングを1000回転ぴったりに合わせたい神経質なライダーもタコメーターが欲しいところです。エンジンが温まるに連れてアイドリングも変化していきますので、ちょいちょい調整して1000回転を維持するのであれば、タコメーターがないと厳しいです。
タコメーターが必要でないライダーとは
タコメーターが必要でないライダーは、回さないライダーです。街中を流しているのであれば、タコメーターは必要ないです。
TC88でトルクを使いたいときは、2500回転くらいから4000回転くらいまでを使いますが、ここら辺は音と振動で感じ取れます。TC88はこのゾーンが気持ち良いです。
街乗りでは、1500回転くらいまでしか上げない走り方もできます。音も静かだし、振動もマイルドなので、二人乗りしているときとか意図的に使いますが、ハーレーといえどもトルクに乏しくてちょっと使いづらいゾーンだったりします。このゾーンを使ってゆっくりドカドカとしか乗らないのであれば、タコメーターは絶対に不要です。
まとめ
ハーレーはそのスタイルからレッドゾーン近くまで回しているライダーは少数派かもしれません。でも特にツインカムエンジンは回した方が楽しいと思います。
合法的にレッドゾーンまで回すには、高速道路だけかもしれませんが、回す可能性があるのであればタコメーターがついているモデルの方をお勧めします。
スポーツ走行にこだわらなければ、タコメーターは不要だし、その方がハーレーっぽいとも言えると思います。
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