Gooバイクやバイクセンサーで、FXDXを探してもほとんど見つからいし、オリジナルに近い車両はまず見つからない状況だと思います。在庫の多いミッドウェイを見ていても、時々掲載されて一瞬で売約済みになる状況です。
そもそもの数が少ない
FXDXが販売された1999年~2005年に、FXDXのスタイルは日本市場に広く受け入れられなくて、販売台数が非常に少ないです。
ハーレーといえば、ギラギラのメッキで、車高が低くて足つきが良くて、ゆっくり走るのというイメージがまだ強かった時代に、黒いエンジンに車高が高くスポーツ仕様のFXDXは対極にあったため見向きもされなったのだと思います。
販売された当時を思い起こすと、エボリューションエンジンからツインカムに移行したということが一番のインパクトで、エボリューションロスのなかFXDXをみて特段目立つわけでもなく、ちょっとおもしろいかもといった印象くらいしかありませんでした。
米国では人気車
一方、米国ではクルーザーとしてのハーレーから、スポーツライディングが可能なハーレーとして新たな市場を開拓することに成功し、特にワインディングの多い西海岸を中心に、クラブスタイルの先駆け的存在として、チューニングベース車両として人気を博しました。
余談ですが、米国ではFXDXをベースに採用したポリスモデルFXDPが存在します。信頼性、性能、整備性が評価された証だと思います。
キャブ車最終のブラックエンジン
ハーレーでキャブ車を探している場合、2006年までのTC88はよく候補に挙がります。一番安定したキャブ車であれば、最終のこの時代が正解だと思います。
もちろん、エボリューションやショベルの時代まで遡っても、キャブは交換しやすいですし、整備性も良いので、何の問題もないのですが、そもそもベースのエンジンが古いですので、それなりの信頼性となってしまいます。
まだプレミア価格になっていないTC88で、更にダイナとなると、メッキギラギラのFXDLなどか、梨地のFXDか、ブラックエンジンのFXDXとなります。メッキギラギラが嫌いであれば、FXDかFXDXしかなくなります。
FXDも古くなると渋くカスタムベースで魅力的ですが、今の時代では普通の締まったブラックのエンジンが欲しいのであれば、FXDX一択になります。FXDXTもありますが、これはFXDXの派生ということで。
まとめ
FXDXがベースの米国で人気のスタイルが徐々に日本でもなじみ初めて、更に日本では販売が少なかったこともあり、もともと日本ではかなり手に入りづらい車両になります。20年以上経過し、状態の良い車両は減少の一途をたどります。この傾向は年がたつにつれてより顕著になってくると思われます。
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